令和5年度愛知県訪問看護ステーション協議会通常総会におきまして皆さまより信任を賜り、会長に再任されました三浦昌子でございます。会員皆さまのご支援ご協力を得ながら職務を果たしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 会員の皆様におかれましては、平素より訪問看護ステーション協議会の事業推進にご支援ご協力頂き、感謝申し上げます。 令和2年の2月頃から発症した新型コロナウイルス感染症も令和5年5月8日から感染症法上の位置づけが5類に移行したことにより、感染者や濃厚接触者に対して、感染症法に基づく外出自粛は求められなくなりました。マスク着用も個人の判断に任されることになり、生活が戻り始めています。 この約3年半、訪問看護師の皆様においては、献身的に地域の利用者さんに向き合い頑張り抜いたことに対して感謝するとともに敬意を表します。 少子化の時代に突入している今、慢性的な人材不足は、この愛知県だけの問題ではなく全国的に深刻な問題となっています。特に訪問看護ステーションの求職者は少なく、愛知県は約1000施設の訪問看護ステーションを開設していますが、廃止や休止も多く、理由は人材不足や利用者の不足などによるとされています。 訪問看護ステーション協議会は、この1年の成果として、6つの研修を行い、オンライン研修で開催したことで多くの方に受講いただきました。特に災害看護研修でのBCPの理解を深めるための研修は、この2年間はBCPを策定するところまでを研修企画しました。次年度も、引き続きBCP策定への支援を研修委員が行なっていき、新興感染症や災害などに対応できる準備をしていきます。また、会員施設の拡大のための会報誌や入会案内のリーフレットを未介入事業所に送るなどして会員獲得に向けた活動を行いました。令和4年度の会員数は施設会員、個人会員、団体会員、賛助会員合わせて401と昨年より18増えましたが、50%には達成せず、次年度も会員率を上げるために広報活動をしていきたいと思います。 訪問看護ステーション協議会は2014年に設立され今年で9年目を迎えます。この9年間は、訪問看護をめぐる状況が大きく変化し、訪問看護ステーション協議会は、訪問看護が目指す姿とその達成に向けて活動してきました。今後2040年に向けて、時代の変化を国民の立場でとらえ、 訪問看護師はどう変化していかなければならないか、具体的にどう事業計画をたて実践すべきなのか考えていく必要があると思います。そして、訪問看護ステーション協議会のあり方を見直し、再編することの検討も必要と考えます。 会員の皆様と共に、重点事業の成果が出せるよう頑張ってまいりますので、ご協力、ご支援いただきますようよろしくお願いいたします。 |
![]() 愛知県訪問看護ステーション協議会 会長 三浦 昌子 |