令和2年度愛知県訪問看護ステーション協議会通常総会におきまして皆様より信任を賜り、会長に選出されました三浦昌子でございます。会員皆様のご支援ご協力を得ながら職務を果たしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 現在、新型コロナウイルス感染の拡大は、留まるところを知らないくらい世界中に拡散しています。日本も第2波の流行の兆しがあり、愛知県においても予断を許しません。各訪問看護ステーションにおいては、利用者や家族から感染者が出れば、一気に緊張感が高まる中、大きな不安を抱えながらも安全に配慮しながら、使命感をもって訪問看護の仕事に取り組まれており、皆様に心より敬意を表します。 愛知県訪問看護ステーション協議会の目的は、愛知県内の全訪問看護ステーションが結束し、訪問看護事業の発展とサービスの質の向上を目指すとしています。そのためには、まず会員数を増やすことが重要だと考えます。会員を増やすことは、多くのデータが集まります。このデータが、在宅医療・訪問看護領域の労働環境の改善やベンチマーク評価を作る根拠となり、看護の質向上に繋げることができると考えます。在宅医療や訪問看護は、「住み慣れた地域で暮らす」という希望を叶えるために関わる医療として大きな役割が期待されています。 令和2年度の診療報酬の改定においては、質の高い在宅医療・訪問看護の確保ということで、医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアの推進としています。訪問看護関連では、訪問看護の提供体制の確保や利用者のニーズへの対応の確保、関係機関との連携に対応した改定が行われました。今回の改定は平成30年の診療報酬をさらに踏襲し役割を明確にしています。私達は、常に国や世の中の動向に注視しながら、より質の高い在宅医療・訪問看護を目指し取り組んでいかなくてはならないと考えます。また、一般市民の方々に訪問看護をより理解していただき、支援していただくためには、発信力が大事です。 会員皆様と共に、今年度の重点事業の成果が出せるよう精一杯取り組み、多くの方に発信していきたいと思います。会員皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。 |
![]() 愛知県訪問看護ステーション協議会 会長 三浦 昌子 |